どのようなネット回線が使えますか?

 

SOLAR LIVEで使用する監視装置には他社製監視装置とは違い通信機能を有しておりません。

そのため、SOLAR LIVEを利用して頂く場合は別途インターネット環境を用意して頂く必要があります。

接続インターフェースについて

基本的には通信機能を備えたルーターと、有線LAN接続となります。

※例として掲載している物の中には屋外使用を想定されていないコンシューマー向け製品もあります。機器の選定にはご注意ください。

有線接続LAN(推奨)

推奨の接続方式です。

ルーター等から監視装置に有線LANを介してネットに接続します。

標準でDHCPによるIPアドレス自動取得設定となっていますが、固定IPを割り振る事も可能です。

 

画像で使用されているのルーターはコンシューマー向けのNEC Aterm PA-HT100LNです。

 

監視装置は15分間ネット接続が途絶えた場合、自動的に再起動を行いますが、ルーターの再起動を必要とする不具合には監視装置側では対応できません。

 

EoU接続 (推奨)

NECプラットフォームズ製EA01AのEoU(Ethernet over USB)接続に対応しています。

USBケーブル1本でルーターへの電源の供給と通信の2つを実現します。

ルーターに搭載されている自動復旧機能(要設定)に加え、回線不通時は監視装置側から再起動(給電のON/OFF)を行える為、非常に安定した通信を実現可能です。

また、EA01AはNECプラットフォームズが提供する統合管理サービスNet Meisterを利用でき、遠隔からの通信状態の把握や、ダイナミックDNSサービスを無料で利用可能です。

EA01Aは監視装置本体と一緒に購入する事が可能です。

 

EA01Aを使用して複数機器をネットに接続したい場合、別途スイッチングHUBをご用意頂き、弊社監視装置もLANケーブルで接続してください。

この場合、電源の供給は専用ACアダプタもしくはDC5V出力ができるACアダプタ等の電源をご用意ください。

無線LAN接続(非推奨)

イーサネットコンバーターを使用する事により無線LANでの接続も可能です。

監視装置本体は無線機能を備えておらず、USB子機等にも対応しておりません。

無線LAN経由で使いたい場合はイーサネットコンバーター等をご検討ください。

 

例 Buffalo製WLI-UTX-AG300/C ※屋内用コンシューマー向け製品

※日本国内では屋外での5GHz帯(11a,11n等)の使用は限定的となっておりますのでご注意ください。(2.4GHz帯の11g,11bは問題なし)

ルーターについて

弊社側からの指定ルーター等は特にありません。

外部アンテナを備えた産業用の4G対応ルーターを推奨致します。(3Gは2026年で停波とアナウンスされています)

 

弊社から通信セットでご購入頂く場合、NECプラットフォームズ EA01Aを提案させて頂いております。

 

対応ルーターの質問をよく頂きますが、弊社監視装置との相性問題が確認されているのはサン電子AXシリーズのみで、その他ルーターに関しては使えない機種を確認しておりません。

サン電子Rooster AX220(SC-RAX220)使用上の注意

2019.06.27

 

ルーターに関しましては停止リスク等を比較のうえ、お選びください。

SIMカードについて

一般的に手に入るSIMカードでしたら相性含め、弊社監視装置で使用できないSIMカードは確認しておりません。

低圧1基の監視の場合、求められるSIMカードの要件は

 

  • 常時32kbps以上の帯域が確保されている
  • 1ヶ月~700MB程度のデータ通信が可能

 

以上となります。

 

弊社監視装置は不要な通信はしないよう設計されていますが、1ヶ月のデータ通信量の保証はしておりません。

低速SIMについて

必要帯域は常時32kbpsですので、~200kbpsや~128kbpsの低速固定SIMや低速モードでも、極端な速度低下が無いSIMカードならご使用頂けます。

  • MEEQ 定額100MBプラン
  • ソラコム minimum
  • ロケットモバイル 神プラン(ドコモ・AU)
  • HISモバイル ビタッ!プラン ~100MB(ドコモ・ソフトバンク)
  • LinksMate
  • AU povo トッピング無し

上記回線につきましては弊社で確認している限りでは問題は生じておりません。

SIMカードの大きさについて

弊社監視装置に挿入する物ではありませんので、使用するルーターに会ったサイズをお選びください。

参考

  • サン電子AX、RX – 通常サイズ
  • NECプラットフォームズ HT-100-LN、EA01A – nanoSIM
  • IO DATA UD-LT2 – 通常サイズ

その他Q&A

1ネット回線で複数発電所の監視は可能か?

弊社側では特に制限ありません。

弊社では~200kbpsの低速SIM回線で低圧3基監視している例があり、お客様の中には光回線で20基以上監視されている方もいます。

ネット接続が切れるとどうなるか?

ネット接続が切れると監視装置からのデータがサーバーに到達しなくなる為、発電状況の確認ができません。

初期設定では10分間(設定で2~120分に変更可)監視装置からのデータ到達が無い場合、監視装置のオフラインを警告するエラーが出ます。

ネットが切れて復旧した場合自動復旧するか?

監視装置にはネット回線復旧後に自動的にデータ送信を再開します。

ネットがオフラインの間のデータはどうなる?

ネットがオフラインの間にパワコンから取得されたデータは全て破棄されます。

発電量についてはパワコン内部に記録されている総発電量の差分より求めている為、オフライン中の発電量は復旧時点の時、日、月、年の発電量に積算されます。

不安定な回線で問題ないか?

山間部やWiF使用等で断続的に通信が切れる場合でも、1時間に一回以上の通信が可能であれば発電量の記録は可能です。

ただし、日に数回程度の通信では時間別の発電量記録に支障がでます。(日単位以上の発電量記録には影響無し)

※このような環境での使用は推奨しておりません。

産業用ルーターを使うべきか?

自動復帰に対応した産業用ルーターの利用を推奨しております。

 

弊社が通信セットで提供をしているルーター(EA01A)は自動復帰の設定を行って出荷しています。

ルーター本体が定期的な疎通確認を行い、通信異常時はルーター本体が自動的に再起動します。

また、監視装置も定期的な疎通確認をしており、疎通の確認ができない場合は監視装置がルーターの電源の再投入を行います。

 

月に何度もオフラインが発生する状況は正常ではありません。

通信回線が安定しない場合はご相談ください。

 

以上。