オムロン単相パワコンKP55M 、KP55M2へのSOLAR LIVE監視装置の取り付け方法

 

オムロン単相パワコンKP55M、KP55M2へのSOLAR LIVE監視装置の取り付け方法です。(KP44Mも同様)

 

※オムロン社製表示ユニットや、EIG(エナジーインテリジェントゲートウェイ)が取り付けられている場合、監視装置側の設定が異なりますので、必ず申込時にご申告ください。

 

※配線やパワコンの設定に関してはネットから入手できるKP55M2の施工マニュアル(5136993-3 以下、オムロン施工マニュアルと記載)もご確認ください。

1 パワコンの停止

運転中は設定の変更ができない為、パワコンが連携運転中の場合は停止状態にします。

パワコンの電源ボタン

下部カバー内の運転ボタンの操作でパワコンを停止できます。

運転が停止すると液晶表示がoffとなります。

 

運転が停止しましたら下部3箇所のネジを外し、パワコン全面のカバーを取り外します。

2 PCS間の配線

PCS間及び、監視装置との接続はLANケーブル(STPストレート)で行います。

例)パワコン5台と監視装置の接続の場合

 

 

KP55Mには3つの通信コネクタがありますが、SOLAR LIVEで使用するのは通信コネクタ1と2だけです。

KP55Mケーブル接続位置

向かって右から通信コネクタ1,2,3となっています。

SOLAR LIVE監視装置ケーブル接続位置

 

監視装置側面のRS485-1の位置にLANケーブルを接続してください。

注意事項

  • オムロン純正の通信ケーブルを使用せず、加工したケーブルを使う場合、正しくストレート結線ができているかケーブルテスターを使用して確認してください。結線に誤りがあると、機器に損害を与える可能性があります。
  • PCS-PCS、PCS-監視装置間の配線についてはパワコンの施工店向けのマニュアルもご確認ください。施工マニュアルP41,P64~76

3 終端抵抗の設定

パワコン液晶横のスイッチを操作して終端抵抗の設定を変更します。

 

終端抵抗は末端のパワコン以外は終端抵抗1、終端抵抗2共にOFFに設定し、末端のパワコンのみ両方共ONにします

 

 

上記構成を例にするとパワコン05のみ終端抵抗1,終端抵抗2共にONで、パワコン01~04の終端抵抗は全てOFF

※EIG有りの場合

モニタリングや出力制御等の目的でEIG:エナジーインテリジェントゲートウェイ(KP-MU1F-SET等)の取り付けを行う場合は下記のような配線となります。

EIGの有無で監視装置側の設定が異なりますので、EIGを使う場合は申込時に申し出ください。

4 パワコン設定

各パワコンを操作し下記2つの整定値を変更します。

  • 通信ユニットNo(パワコンID)
  • RS-485 送信待ち時間設定

制定値の変更については施工マニュアルP45~48に液晶表示含め詳細が記載されています。

通信ユニットNoの設定

各パワコンを識別するために通信ユニットNo(ユニークなID)を各パワコンに設定します。

 

パワコン表示部がoffの状態でMODキーを12回押すと通信ユニットNoの設定画面になります。

標準で0になっていますので、パワコン毎に変更してください。

 

※通信ユニットNoは1ではなく0から始まりますのでご注意ください。

  • パワコン1→通信ユニットNo.0
  • パワコン2→通信ユニットNo.1
  • パワコン3→通信ユニットNo.2

 

上記のように設定してください。

RS-485 送信待ち時間設定

パワコン表示部がoffの状態でMODキーを13回押すとRS-485送信待ち時間の設定画面になります。

標準で3になっていますので、10に変更してください。

パワコンの起動

配線、設定が完了したら前面カバーを取り付け、パワコンを起動します。

パワコンの電源ボタン

運転ボタンを押し、連携運転を確認してください。(連携運転中は液晶に発電量が表示されます)

監視装置の起動

監視装置にACアダプタを接続し、電源を入れます。

 

予めお送りしているアカウントでSOLAR LIVEにログインし、発電データが取得できているか確認してください。

 

設置に問題が無ければ監視装置の電源投入から3分以内にはSOLAR LIVEにデータが反映されます。